自然派きくち村

自然栽培、農薬・肥料不使用のお米とお野菜。
ストレスをかけない放牧された牛、豚、鶏のお肉。
こだわり抜いた調味料。
それらを使用した惣菜にスイーツ。

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耕人舍のサラダ玉ねぎ(農薬・化学肥料不使用)500g

価格
440円(内税)
在庫数
33
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常温便との同梱は可能です。まとめて冷蔵便にて送らせていただきます。冷凍便の商品との同梱はできません。冷凍便商品を一緒にご注文の場合、2個口発送となります。

水俣産のみずみずしい“早採り”サラダ玉ねぎ

 きくち村では玉ねぎと麹の調味料「さらたま糀」でおなじみ、水俣「耕人舍」さんのサラダ玉ねぎです。「サラダ玉ねぎ」とは、一般の玉ねぎより早い時期に収穫する早生品種の玉ねぎで、水分が多く辛みが少ないのが特徴。名前の通り、生食にも向いています。
 耕人舍さんでは、サラダ玉ねぎを完熟する前の若い時期に収穫します。そうすることでより甘くシャキシャキのサラダ玉ねぎをお届けできます。

生産者おすすめの食べ方

 薄くスライスして水にさらさず、20分ほど空気にさらすと辛みが和らぎ、おいしくお召し上がりいただけます。
 スライスしたサラダ玉ねぎは、おかか醤油はもちろん、ごま油やポン酢でも美味しくいただけます。生食の他、炒め物、煮物、みそ汁、かき揚げ、グラタンやオーブン焼きにもおすすめです。
 少し手の込んだドレッシングやポタージュスープなどでもおいしく召し上がれます。

日々の食卓から暮らしの豊かさを「耕人舎」

 熊本県最南端に位置する水俣市の、里山にある小さな集落で暮らす「耕人舎」の吉永紘史さんと麻美さんご夫妻。
 『四季折々の自然を感じ、命とのつながりを肌で感じる暮らし。心身健やかで、自分らしく心地よい暮らし。地域にしっかりと根差した暮らし。』そんな「豊かな暮らし」がそれぞれのご家庭で営まれることを目指して、農業を中心に事業に取り組んでいます。「豊かな暮らし」について考える中で、数年前に農薬・化学肥料不使用栽培を選択しました。
 そんな吉永さん夫妻に1月のある日お会いしてしてきました。鹿児島県との境に位置し、温暖な水俣市。穏やかな内海、不知火海のすぐそばに畑がありました。

慣行栽培から農薬・化学肥料不使用の道へ

 吉永紘史さんは高校卒業後、かつて東京にあった国立の農業学校へ進み、農業の基本から先端技術までを学びました。農業研修やNGOでの海外活動をしたのち、地元近くの水俣で土地を探して農業を開始。特別栽培農産物であるサラダ玉ねぎを減農薬・減化学肥料で栽培し、一般的な流通ルートに乗せ、徐々に畑の面積を広げてきました。
 しかしある年に困った事態が起きます。玉ねぎ価格の暴落です。コロナ禍の時期を中心に3年ほど価格の低迷が続き、玉ねぎは出荷すればするほど赤字になりました。箱代すら稼げない状況の中、結婚しお子さんも生まれていた吉永さんは、農業をやめるかどうかというところまで行き詰まったといいます。

 そして選択したのは、農地の縮小。農業の傍らアルバイトにも行く生活となりました。そんな中、妻の麻美さんに言われたことをきっかけに栽培方法を考え直すこととなります。
 「面積を減らしたのに、今まで通りに出荷しても何も変わらない」
 「これからどう生きていきたいのか、何を大事にしたいのか」

 実はもともと技術を追求していくのが好きな性格の紘史さん、畑の片隅ではずっと有機資材での玉ねぎ栽培の実験を続けていました。
 しかし農業を学んできた中で、「有機や無農薬で作るのもいいけれど、安定した価格でしっかり市場に供給して日本の食生活を支えるというのも農家の役目だよ」と教えられたことが心に響いており、以前NGO活動で訪れたフィリピンでも、日本のように食べ物が気軽に買えない社会の中で、その言葉の重みを実感していました。
 そのため、農薬不使用栽培を選択して作物の単価が上がることには大きな抵抗があったといいます。
 そのような葛藤があった中で、農作物の価格変動の振れ幅が大きいことへの不安とこれでいいのかとの思い、小さくなった畑の規模、そして麻美さんからの助言を受け「今ならできるのではないだろうか」と考えた紘史さんは、ここから農薬不使用栽培を実践していくこととなりました。
 少しずつ切り替えを始め、今ではすべてが農薬・化学肥料不使用栽培となっています。年現在、化学肥料不使用歴は年、除草剤不使用歴は年です。肥料などの資材は、すべて有機JAS認証のあるものを使用しています。

 耕人舎ではサラダ玉ねぎの加工品も手がけ、きくち村でも販売している「さらたま糀」は同じ水俣の「緒方糀屋」の米糀を使って製品にしています(「緒方糀屋」さんはきくち村の味噌を作っていただいているお店です)。
 熊本の農村レストランで働いていた麻美さんによる、玉ねぎ麹作りとお料理のワークショップも精力的に開催し、目指す「豊かな暮らし」へと向かって畑と心を耕しています。

耕人舎のサラダ玉ねぎ(農薬・化学肥料不使用)
名称 サラダ玉ねぎ
内容量 500g
生産者 耕人舎 吉永紘史
生産地 熊本県水俣市
農法 農薬・化学肥料不使用